紫微斗数による財帛宮の鑑定結果
財帛宮に廉貞星の入る人は、若いころには成果が出にくい傾向があります。 何となくぼんやりしていてお金が入ってこないというのではなく、 若いころには、あれこれ努力しているのに結果がついて来ないという感じです。
しかし、中年以降には財運が向いてくるでしょう。 苦労を伴うかもしれませんが、それまでの努力が報われてある程度の財産を築ける可能性が高いでしょう。
財帛宮に廉貞星の入る人は、他者との競争の末に財を得る傾向があります。 財産を獲得するために積極的に行動できる人なので、自分で事業を興して頑張るのも良いでしょう。
大きな失敗が無ければ、 多くの場合、中年以降にはある程度の財産を築いているか、 安定的に収入を得られる状態になっているでしょう。 最終的には、かなり大きな財産を手に入れられる可能性も十分にあります。
財帛宮に七殺星の入る人は、波のある財運となるでしょう。
コツコツと仕事に励んで貯金をするといった稼ぎ方ではなく、 例えば、人生を賭けて事業を興したり、 投機などである日突然に大金を手に入れるなど、 どちらかと言えばダイナミックな稼ぎ方となる傾向があるようです。
そのため、うまくいく場合には、大きな成果を得られることがありますが、 何かをきっかけにして事業がうまくいかなくなったり、 財産を失ってしまう可能性もありえます。
七殺星には、物事を進めるに際に、性急に結果を求めてしまう短気なところがあります。 この性格は、大胆に素早く仕事を進めていく上ではプラスに働くこともありますが、 場合によっては、それまでに積み上げてきたものを一瞬で台無しにしてしまうようなことも起こりえます。 「急いてはことを仕損じる」という言葉を肝に銘じて、 焦らずチャンスを待ち、短気を起こさずにある程度我慢できるようになることが成功の条件となるでしょう。
もし可能なら、おおらかで大局を把握できる有能な人物と組んで、事業に取り組むのも良いでしょう。 そのような人物の元でなら、七殺星の生き馬の目を抜くような鋭さや、 不屈の精神力、素早い行動力などが大いに活かせるでしょう。
上記は、財帛宮に入っている星から読み解いた 財運のあるなし、財産を得る手段の傾向 の解説です。
それぞれの宮から鑑定できる内容は以下の通り。
※上記の占い結果は、古来から伝わる紫微斗数の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“紫微斗数ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
どの星が入っているから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。