紫微斗数による命宮の鑑定結果
命宮に天相星の入る人は、温和で礼儀正しく心やさしい人でしょう。 人のことを大切に思う面倒見の良いところがありますが、決してでしゃばることはなく、 陰ながら支える縁の下の力持ち的存在です。
周囲から見た印象は、優しい・真面目・裏表が無い・正直・怒らない・物静か…といったところでしょうか。 いつも穏やかな物腰や態度で、他人への攻撃的な言動は滅多に無く、 人間関係でトラブルを起こすことはほとんどないでしょう。
仕事面では、コツコツと業務をこなす真面目な努力家であることが多いようです。 目立たず控え目に、しかし、しっかりと確実に業務をこなせる人です。 どのような職場でも必要とされ、自分の居場所を見つけられるでしょう。
天相星には欠点らしい欠点はありませんが、 あえて注意すべき点を挙げるなら、 でしゃばり過ぎない控えめな性格は長所でもありますが、 その分自分自身で判断することがあまり得意ではないところがあります。 優しく温和な性格も、悪い面が出れば、決断力や迫力に欠ける性格と見えてしまうかもしれません。
また、補佐的な役割をこなしている分には様々な場面で重宝されるのですが、 カリスマ性のあるリーダーとなって自分のセンスで決断していくことには適していません。 どちらかといえば、思考がこじんまりとしがちであり、 大局的に状況を俯瞰したり、鋭い時代感で戦略を立てるといったダイナミックな発想は、あまり得意ではないでしょう。
天相星は基本的に吉の星です。 優しい正直者で、他人に心から親切に出来る人なので、そのような態度を続けている限り誰からも好かれる人生でしょう。 仕事もしっかりとこなせる人なので、自分らしく真面目に努力していれば、経済的にも安定するでしょう。
上記は、命宮に入っている星から読み解いた 基本的な人格・性質 の解説です。
命宮に入る星は、その人の先天的・基本的な人格・性質を表します。 特に生まれてから中年くらいまでの前半生においては、大きな影響を持ちます。 そして、前半生に形成された人格は、当然ながら人生の後半においても大きな影響を持つので、 その意味では人生の後半生においても命宮の星の与える影響は小さくありません。
それぞれの宮から鑑定できる内容は以下の通り。
※上記の占い結果は、古来から伝わる紫微斗数の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“紫微斗数ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
どの星が入っているから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。