紫微斗数による財帛宮の鑑定結果
財帛宮に武曲星の入る人は、 基本的には一生を通じて財運が安定しているでしょう。
武曲星は財運を司る星です。 その武曲星が財帛宮に入れば、日頃から特別に金銭を意識していなくても 自然と何らかのかたちで財産との縁ができやすいでしょう。
事業を興すのも良いですし、企業に勤めるのも悪くありません。 金銭的な苦労を経験することなく財を築くか、 仮に苦労したとしても最終的にはある程度の財産を得られる可能性が高いでしょう。
財帛宮に貪狼星の入る人は、金銭に対する欲望が強くなる傾向があります。 お金を稼ぐために積極的に行動して一生懸命働き、 その結果として大きな財産を獲得する可能性があるでしょう。
貪狼星は異性も含めて人との交流を好む性質を持っています。 その貪狼星が財帛宮に入れば、接客業・飲食業・不動産業・芸能活動など、 人との交流や人を楽しませることからお金を稼ぐことに適性が出てきます。
お金の稼ぎ方としては、コツコツと貯金をするというよりは、 努力をして苦労を重ねた末に、急に金回りが良くなって財産を築くようなムラのある稼ぎ方をする傾向があるようです。 また、投機などによっていきなり大金が舞い込むような稼ぎ方をするかもしれません。
どちらかと言えば、企業への勤務や手堅い職業には不向きな性質で、 自身で事業を興したり、一攫千金を狙うような投機的な稼ぎ方を志向することが多いようです。
注意点を挙げるなら、貪狼星には比較的経済的な浮き沈みが激しいところがあります。 本人にしてみたら、お金を稼ぐために一生懸命働いて頑張っているのですが、 ハタから見ると、どこかバブリーな印象を受けることも少なくありません。 また、享楽的にお金を使ってしまう面があり、せっかく築いた財産も浪費して、後に散財しまう場合があります。
貪狼星はお金の稼ぎ方や使い方のスタイルが個性的で、 財運が良いのか悪いのか一概には言い難いところがあります。 無責任な表現ですが、成功と失敗が表裏一体の面白い財運と言えるでしょう。
上記は、財帛宮に入っている星から読み解いた 財運のあるなし、財産を得る手段の傾向 の解説です。
それぞれの宮から鑑定できる内容は以下の通り。
※上記の占い結果は、古来から伝わる紫微斗数の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“紫微斗数ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
どの星が入っているから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。