紫微斗数による官禄宮の鑑定結果
官禄宮に甲級主星(紫微星・天機星・太陽星・武曲星・天同星・廉貞星・天府星・太陰星・貪狼星・巨門星・天相星・天梁星・七殺星・破軍星のいずれか) が入らないようです。
官禄宮に甲級主星が入らない場合には、対宮となる夫妻宮に入る星で鑑定します。 官禄宮に入っている場合よりも、それぞれの星の持つ個性の傾向が控え目になるとお考えください。
官禄宮の対宮(夫妻宮)に太陽星の入る人は、基本的に職業運は良好でしょう。 どちらかと言えば、大企業や公務員などの堅実な勤めに適性があります。
どのような職に就いても、それなりの結果を残して評価を得られる可能性が高いでしょう。 なかには、実業家や政治家などの社会的地位の高い威厳が必要とされる職業を志向する人もいるかもしれません。
太陽星には、お金よりも地位・名誉・威厳を重視する傾向があります。 大抵の場合、地位や名誉を追及していれば、自然とお金もついてくるものですが、 あまりにも面子ばかりにこだわって実利を無視していると、 例えば、一見聞こえの良い職種や見栄えのする肩書きで働いていながら経済的には報われていない… といったことが起きてしまうかもしれませんので注意してください。
官禄宮の対宮(夫妻宮)に太陰星の入る人は、比較的仕事運が安定しているでしょう。 人柄の柔らかさや細やかさ、また、個人的な趣味嗜好を活かせる仕事に適性があり、 例えば、クリエイティブな職種やサービス業などが向いているかもしれません。
競争の激しい仕事や他人を蹴落として出世を狙うような働き方は、 あまり得意なほうではないでしょう。 また、多くの部下を束ねる管理職などは本人自身があまり望まない傾向があるようです。 どちらかと言えば、精神性・芸術性の高い仕事を志向しがちで、 基本的にはそうした仕事に適性があります。
ただ、えてしてそのような仕事は募集が少なく、その仕事に就くための情報も少ないはずです。 好きだから、趣味だから、と思いつめているだけではメシが食えないので、 それを職業に結び付けるための具体的な方法を調べるなどして、 現実的・計画的に人生設計をしていく必要があるでしょう。
太陰星にとっては、収入の多さも大切ですが、最も重要なのは“好きなことを仕事にできるかどうか”です。 自分の好きな分野でお金が稼げるレベルまで技術や知識を高めたり、 可能ならその分野で役立つ資格を取得しておくと良いでしょう。
上記は、官禄宮に入っている星から読み解いた 仕事運・職業の適性 の解説です。
それぞれの宮から鑑定できる内容は以下の通り。
※上記の占い結果は、古来から伝わる紫微斗数の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“紫微斗数ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
どの星が入っているから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。